カピトリーノの丘 Capitoline Hill
カピトリーノは、かつて古代の都があった場所で、現代においてもローマ市庁舎が置かれています。敷地内には、ルネッサンス期の輝かしい都市計画の一部である、ミケランジェロ作のピアッツア・デル・カンピドリアPiazza del Campidogliaも含まれています。

ピアッツアの周囲を、3つの宮殿が取り囲んでいます。パラッツオ・ヌオーヴォPalazzo Nuovoとパラッツオ・デイ・セナトーリPalazzo dei Senatoriが対をなしており、そしてもう一つのパラッツオ・デイ・コンセルバトーリPalazzo dei Conservatoriです。

名高いカピトリーノ美術館は、パラッツオ・ヌオーヴォにあり、世界最大の古典的な彫像のコレクションで知られています。中でも有名なのは、‘瀕死のガリア人’、‘サトゥロス’、‘カピトリーノの雌狼とロムルスとレムス’などです。

丘をめぐる小道からは、フォロ・ロマーノやコロッセオの素晴らしい眺望も楽しめます。

フォロ・ロマーノ Foro Romano
フォロ・ロマーノは、古代ローマの商業、宗教、そして政治活動の中心だった場所です。パラティーノの丘とカピトリーノの丘の谷間にあり、中心となる道はヴィア・サクラVia Sacraと呼ばれ、当時の公会堂や市場などを横切っています。

古代の共和国の多くの遺物や遺跡がこの地に残っています。最も良い状態で残っている遺跡の一つが、セプティミウス・セウェルスの凱旋門で、パルティア人との戦いの勝利の記念に建てられたものです。また、ウェスタ神殿の中庭も有名です。

その他主要な遺構としては、アントニウスとファウスティナの神殿、紀元70年のユダヤ戦争の勝利記念に建てられたティトゥスの凱旋門などがあります。門の右側にある階段からは、ファルネーゼ庭園へとつながる回廊を通り、パラティーノの丘に登ることができます。小路の突き当たりからは、フォロ・ロマーノ全体を見渡せます。

住所:Via dei Fori Imperiali
電話:06 3996 7700

コロッセオ Colosseo
かつて剣闘士(グラディエーター)達が戦った、このいにしえの地では、古代ローマの精神に触れることができます。
建物は、イオニア様式、コリント様式、そしてドーリア様式の円柱が特徴的です。地下には網の目状の回廊と小部屋、そしてエレベーター、傾斜路があり、動物たちを迅速に運搬することができました。

長い歳月にわたり、地震や略奪などでコロッセオの当時の威容は失われ、現在ではかつての建物の骨格のみが残されています。

住所:Piazza del Colosseo
電話:06 700 4261
交通:地下鉄B線でコロッセオ駅。バス60、 75、 85、 87、 175、 810、 850番。電気ミニバス117番。トラム3、8番。

パンテオン Pantheon
パンテオンの堂々たる建物は、世界でも最も歴史あるものの一つです。紀元120年、ハドリアヌス帝の命により、神々のための神殿として建設されました。完全な左右対称のドームが、大理石製の頑丈な円柱の上に聳え立っています。

唯一の光源は、ドームの中央のオクルスoculusから採光され、古代の日時計とともに用いられ、時間を測定する装置にもなっていました。時間のほかにも、夏至と冬至、春分と秋分も知らせました。左手の翼廊にはカラファ礼拝堂があり、また、祭壇左手の地下にある墓には、フラ・アンジェリコFra Angelicoの遺体も安置されています。

住所:Piazza della Rotonda
電話:06 6830 0230

スペイン階段とスペイン広場 The Spanish Steps and Piazza di Spagna
1725年建築のこの優美な階段は、スペイン広場からパステルカラーのネオクラシック建築、サンタ・トリニティ・デイ・モンティSanta Trinit dei Monti教会へと美しい曲線を描き続いています。スペイン階段からコルソCorso通りに向けて走るコンドッティ通りVia Condottiは、ショッピングのメッカです。春になると、階段はピンクのツツジで美しく覆われます。階段の下には、ベニーニBenini作の‘バルカッチャの泉’があり、右手にはこぢんまりとしたキーツ・シェリーKeats-Shelley記念館が立っています。

交通:地下鉄A線Spagna駅・バス60番と492番でPiazza Barberini、又は117番でPiazza di Spagna

トレヴィの泉 Fontana di Trevi
コンパクトなトレヴィ広場で目を引くトレヴィの泉は、教皇クレメンス7世の命により作られました。アグリッパ帝、豊穣の女神、健康の女神、聖母マリア、海神トリトンが先導するポセイドンなどの彫像が見られます。

コインを泉の中に投げ入れ、いつの日かローマに戻ってこられるようにおまじないをしてはいかがでしょうか。

交通:バスでPiazza San Silvestro

ヴァティカン市国 Vatican City
ヴァティカンは独特の存在です。ローマ・カトリック教会の独立国家であり、また世界で最も裕福な国家のひとつでもあります。ヴァティカンの人口は、毎日ローマ市内から通勤する人々で倍になります。

この領土の歴史は、スキャンダルや陰謀にまみれていますが、その荘厳な光景と魅力は損なわれていません。ヴァティカン美術館のコレクション、サン・ピエトロ大聖堂、システィーナ礼拝堂、ヴァティカン図書館などが敷地内にあります。

巡礼者用ツーリスト・インフォメーション・オフィスが、サン・ピエトロ内にあります。(電話:69 88 44 66 、9 88 48 66)

サン・ピエトロ大聖堂 Basilica di San Pietro
聖ペテロ(ピエトロ)の墓の上に、彼の名を冠して、この大聖堂が建っています。内部の豪華な装飾には、ミケランジェロ作のピエタ(1972年に攻撃されて以来、防弾ガラスで覆われています)などの有名な作品も含まれています。

アルノルフォ・ダ・カンビオ作の、聖ペテロのブロンズ製の像が中央の通路に堂々と立ち、また教皇の祭壇の上には、ベルニーニ作の聖ピエトロの司教座が位置しています。

聖ロンギヌスの像近くの階段を上ると、歴代教皇の墓がある、ヴァティカン・グロットVatican Grottoesがあります。その下には、聖ペテロの墓がある有名なネクロポリスがあります。事前に許可を得ない限り、一般の見学客は通常内部には入れません。

住所:Piazza San Pietro
電話:06 6988 4466
ウェブサイト:http://www.christusrex.org
交通:地下鉄Ottaviano駅又はバスでPiazza del Risorgimento

システィーナ礼拝堂及びヴァティカン美術館
システィーナ礼拝堂の天井は、ミケランジェロの傑作である天井画で知られていますが、側面もボッティチェリ、ロゼッリ、ギルランダイオ、ピントゥリッキオ、デッラ・ガッタ、シニョレッリといった有名な画家たちの手によるフレスコ画で覆われています。

祭壇の壁は、ミケランジェロの‘最後の晩餐’が覆います。宙に浮かぶキリストと、彼を取り囲む聖人たちや聖母マリアたちの姿も見られます。

ヴァティカン美術館には、世界最高峰の芸術作品が収蔵されています。全長5kmにも及ぶギャラリーは、エトルリア美術館、荘厳なラファエロの間や世界最大の古典の彫像のコレクションで知られるピオ・クレメンティーノ美術館などに分かれています。

住所:Viale Vaticano
電話:06 6988 4947
Eメール:musei@scv.va
ウェブサイト:http://www.vatican.va
交通:地下鉄Musei Vaticani駅又はOttaviano駅。トラム19番。バス32、81、98番でPiazza del Risorgimento。